『ハラスメント適正化』方針

『ふじの花』における ハラスメント適正化方針
〜 気付きと潜在能力を活かす、尊重のかたち 〜

 

「ふじの花」では、介護の現場を「できないことを補う」だけの場ではなく、ご利用者様・ご家族様が本来持つ潜在的な力に気付き、再びその力を生かしていくプロセスを支える場でありたいと願っています。心の通い合うケアを通して、ご利用者様とそのご家族様の中にある「できる力」に目を向け、自信と誇り、そして穏やかな幸福の循環を生み出すことを目指します。その為には、介護を担うスタッフもまた、安心して働ける環境の中で、心をこめたケアを提供できることが欠かせません。ご利用者様・ご家族様・スタッフの間に互いの人間性を尊重する関係があってこそ、私たちの目指す“寄り添う介護”が成立します。

 

【ハラスメント適正化の必要性】
介護という仕事は、人と人との深いつながりの中で成り立つ尊い営みです。
その中で、もし言葉や態度、身体的な行為によってスタッフが傷つくような状況が続いた場合、安心して支援を行うことが難しくなってしまいます。
これは、スタッフを守るためだけではありません。ご利用者様の「潜在能力」を引き出す支援の質が損なわれるという点でも、大きな課題です。
こうした理由から、「ふじの花」では職員の安心と尊厳、そしてご利用者様・ご家族様のより良い生活を守るために、ハラスメントへの適切な対応を方針として明文化致します。

 

■ 法令に基づいた対応と理念との融合
『ふじの花』では、以下の法令や指針を踏まえながら、ハラスメントへの対応を行います。
• 労働施策総合推進法(パワハラ防止法)
• 男女雇用機会均等法
• 厚生労働省「介護現場におけるハラスメント対策マニュアル」(令和4年)
• 民法上の信義則(契約の信頼性)

これらの法令は、単なる「ルール」ではなく、互いを尊重する関係性を守るための最低限の土台です。
私たちはこれらを遵守しつつ、その先にある“ふじの花らしいケア”を大切に致します。

 

■ ご利用者様・ご家族様へのお願い
「ふじの花」は、ご利用者様・ご家族様の中にあるまだ見ぬ力や希望の芽生えに気付き、それを支えるケアを目指しています。そのためには、スタッフが心をこめて、落ち着いて、温かく関わることができる環境が何より大切です。
その環境を、共につくっていただきたいのです。
ハラスメントに該当するような言動(暴言・暴力・過度な干渉や無理な要求など)が繰り返される場合は、やむを得ずサービスの見直しや変更、契約解除をお願いすることもございます。
どうか、スタッフを一方的な「支援者」ではなく、共に歩む“パートナー”として受け止めて頂けましたら幸いです。

 

《お互いを尊重し合う環境の中でこそ…
真の「気付き」や「力」は花開きます》

「ふじの花」はこれからも、ご利用者様・ご家族様・スタッフが、ともに安心し、喜び合える介護のあり方を追求して参ります。