『寄り添う』とは…?

皆様、こんにちは!本日は3/20(木)。立春です。昼と夜との時間が同じ長さになる日として有名ですが、実は毎年同じ3/20(木)ではない…という事をご存知でしたでしょうか?何故なら…地球は自転しながら太陽の周りを回っており、1年の間にほぼ同じ日に同じ場所を通りますが、その公転日数は正確に言うと365日ではなく、365日+6時間程度と言われています。つまり毎年6時間づつズレて行く為春分の日がズレる事があるからです。しかしうるう年によって調整される事から、うるう年を含む3年間は3/20が春分の日ですが、残りの1年は3/21が春分の日とされているのです。そして毎年春分の日の日付を決めているのが国立天文台です。それによると…2025年の春分=太陽の黄経(黄道座標の経度。春分点を零度として東回りに360度まで測る)が0℃となる日時は今年は3/20の18:01だとの事です。因みに…黄道(こうどう)とは、太陽が地球の空(=天球)上を移動していく軌道をいいます。天球とは、天体の動きを表すときに便利な、実在しない球形の天井のことです。何故『実在しない』と述べたか?それは…実際には地球が太陽の周りを回っているのですが、古代の人々は、太陽が地球の周りを回っていると考えていました。つまり、黄道は「地球から見たときの、太陽の見かけ上の軌道」と言われる所以です。などと…春分の日に由来する事を述べて参りましたが、話は太陽の『見かけ上』の軌道にまで話がズレてしまいました。
介護の仕事を行なっていると『見かけ上』の論理では説明の付かない事(様々な疾患自体や多くの認知症に伴う症状)が次から次に出てきて、その事象が何故出てきたのか?という根本的な、体の内面(心と身体)の原因を解明せざるを得ない論理的な考え方が求められます。つまり『見かけ上』の考え方に囚われない考え方が求められる事は前回のブログで…『沈黙の臓器』である肝機能を例にとり、指摘した通りです。悲しい事に多くのご利用者様、ご家族様はその根本的な理解を得られないまま、つまり『見かけ上』の論理に囚われたまま…ご利用者様を亡くしてしまわれるか、認知症になられたご本人様自体をこれまた、理解できずに施設に預けてしまわれる事が殆どになられております。ですが、ご本人様が理解できなくなってしまう事はやむを得ませんが、本当なら1番の理解者であるご家族様が親身になって、その様な科学的な知識の下に接する事こそ求められる事であるという点を認識して頂きたいと思っております。
今も尚、辛く大変な介護で向き合われているご家族様にとって…どうすれば介護で1番大事な『寄り添う』事ができるかを…その様な科学的な論理を取り入れながら…個人個人に合った、唯一無二の介護を行う事ができます様に〜♪私も微力ではございますが、裏から支える事ができましたら幸いございます。