認知症の恐ろしさとは?

皆様こんにちは!
昨日は1/7(火)。七草粥の日でしたね。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロという植物をお粥に混ぜて食べるとお腹に優しく作用して健康にも良いとされる日です。私も近くのスーパーで七草粥の元を買って、季節感に浸りました。
この季節感を感じるという事🌱介護を行う時のキーワードでもあります。というのも…認知症になると、時間や季節感、場所、人の区別などが難しくなり、周囲の人々を困惑に陥れます。
それでも…私はそんな認知症になる筈がないと思っていませんか?
ところが認知症はとても日常生活と密接に関わってくる問題なのです。それは何故か?
認知症と言っても…個人個人の症状は千差万別で、目に見える5感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)が徐々に低下して行くだけでも、本人にとっては恐ろしく、不安に苛まれる毎日でありますのに、更に不安を増幅する要因として、内臓疾患から来る症状やそれを抑える為に処方されている薬の相互作用で増幅される副作用が加わりますと、今まで馴染みがあると思われてきた自分自身の周囲がまるで異国の地に踏み出したかのような錯覚に陥ります。そしてここからが重要なのですが…
そこに周囲からは当然のように社会的には常識と思われている言動で接して話しかけられても、様々な感覚を失っているご本人様にとっては、全く知らない異国の人から声を掛けられている事と同じように映るのです。その恐ろしさを想像できますでしょうか?自分の不調を言いたいけれど…失語により言葉が上手く出てこなかったり、出てきても言い間違いがあったり、更に全く意味不明な言葉を流暢に話したりします。自分の不調がどこにあるかという感覚(失認)も低下してくると、更に事態はその事だけではなく、日常生活の様々な箇所にも影響が拡大して参ります。
そのような時にご家族に求められる事を理解できますでしょうか?是非一緒に考えてみませんか?
そして今まで諦めていた未来を一緒に手繰り寄せる為に一歩踏み出してみませんか?
是非!課題を気付きにするお手伝いをさせて下さい。