カンパニュラ、石楠花、カーネーションの花言葉に添えて…

皆様、こんにちは!本日は5/15(水)。5月15日の誕生花には、カンパニュラ、石楠花(しゃくなげ)、カーネーション等があると言われております。どれも美しい姿と深い意味を持つ花々ですが、その花言葉を紐解いて行くと、私たちが日々抱える親子の関係や介護の悩みに、そっと寄り添い、癒しを与えてくれるように思います。
カンパニュラの花言葉には「感謝」「誠実な愛」等があるとの事。釣鐘のような可憐な花姿は、風に揺れるたびに小さな音色を奏でているかのようです。「感謝」という言葉は、簡単なようでいて、心が疲れているときほど遠くに感じられるもの。親を介護している方や、逆に子の世話を受ける親御さんにとって、日々の中で「ありがとう」が行き交うことは、ときに難しく感じるかもしれません。けれど、カンパニュラの小さな花は、声にならない「ありがとう」を代弁してくれるかのように思われます。たとえ言葉にできなくても、誠実な愛は、そっと根を張り、日々の暮らしの中で育まれていくもの。ふとした笑顔や、手を握るその温もりの中にこそ、深い感謝があることを思い出させてくれます。
石楠花の花言葉には「威厳」「荘厳」「危険」があるとの事。その華やかで凛とした佇まいからは、時として…どこか近寄りがたい雰囲気も感じられる事もあるかもしれません。親との関係に距離を感じたり、言葉が通じ合わないもどかしさを抱える人も多いことでしょう。特に、老いゆく親がかつての威厳を保とうとする姿や、逆に衰えを見せる瞬間に胸が締めつけられることもあるかもしれません。でも、石楠花は山奥の厳しい環境に咲く花が多いとお聞きしております。過酷な条件の中で…それでも堂々と花を開くその姿に、人が人生を重ねていくことの尊さが映し出されている様に…私には感じます。親もまた、長い人生を生きてきた存在。その重みを思い起こすとき、たとえ今の姿に戸惑いがあっても、自然と敬意が芽生えてくるのではないでしょうか。
最後に、カーネーションの花言葉。「無垢で深い愛」「母の愛」等があるとの事。この花は、まさに親子の象徴ともいえる存在です。母の日に贈られることの多いこの花には、時に形にしにくい親の愛、そして子の愛が静かに宿っている様に思われます。介護という現実の中で、感情が揺れたり、心が疲れたりするのは自然な事です。理想の関係を求めて傷つく日もあるのではないでしょうか?それでも、カーネーションはそっと寄り添ってくれている様に…私には思われます。「無垢で深い愛」とは、不器用でも、言い争いがあっても、根底にある愛は消えることがない…そのことを思い出させてくれる存在であるからです。お互いの関係の尊さを静かに奏でるハーモニーの様に、子供が親に対してこの花を贈る『母の日』の慣習は親子間のコミュニケーションが希薄になりつつある現代においては…だからこそ、お互いの心に染み渡るアイテムになっているのではないでしょうか?

花を愛でることは、心を愛でる事に似ていると思います。日々の忙しさの中で、花を見る時間を取ることすら難しい方もいるかもしれません。けれど、ふと目にした花の姿が心を柔らかく包んでくれる事がございます。疲れた心に、ほんの少しの彩りを添えること。それは、自分自身を労わることであり、そして相手をもう一度見つめ直すきっかけになるのではないでしょうか?

どうか、今日という日が、カンパニュラの「感謝」、石楠花の「威厳」、カーネーションの「深い愛」を、少しでも心に留めるひとときになりますように…。
『ふじの花』では…介護を行っている方々の優しさにも、また、介護を受けている方々の温もりにも、そっと気づくことができますように…静かに…そして、温かい眼差しを込めて、お手伝いをさせて頂いております。