皆様、こんにちは!本日は7/1(火)。今年も早くも半分が過ぎてしまいました。7月は旧暦で『文月』と言います。【文】とは「書物」や「手紙」を指します。七夕に詩歌や願いごとを書いたり、文芸をたしなむ風習があったことから、「文を披(ひら)く月」→「文披月(ふみひらきづき)」→「文月」になったとされたとする説が有力と言われております。日本では古来、【文】を通してコミュニケーションを行う風習が形作られてきたようで…それは遠くは①万葉集②源氏物語等の中にもその心の繋がりを見てとれたようです。
①の具体例が…『天漢(あまのがわ) 梶の葉さらさら 願ひ書く わが恋人に 届きますやら』に見てとれます。これは、七夕の夜に「書(文)」を天に届けるという風習を現したものとして…有名な作品です。また②の具体例が…『天の川 わたる舟人 かぢを絶え 行方も知らぬ 恋の道かな』(源氏物語・賢木)に見てとれます。光源氏の恋の迷いと切なさが、七夕の川に重ねられて詠まれている作品として有名です。牽牛と織姫との年に1度の逢瀬になぞらえて…今も昔も、老いも若きも…様々な想いを託して…その気持ちを伝える努力を行ってきております。
介護を行う時も…想いは同じです。いや…その想いは…より重く、深く、人の数だけ互いの心に共鳴して…反響するハーモニーを形作るのではないでしょうか?介護とは…その方々の人生に寄り添うお仕事です。昔はお元気だった方々も、現在は様々な事情から心身に変調をきたし、なかなか自分自身では昔の元気を取り戻す事が難しくなっている…そんな…ご利用者様、そしてそんな方々を支えるご家族様ならではの、想いを汲み取り、心の琴線に共鳴できるように…今後もお手伝いができますようにさせて頂きたいと願っております。
『天の川 わたる舟人 かぢを絶え 行方も知らぬ 恋の道かな』
『巳年』が半年を過ぎました日に改めまして…万葉集と源氏物語の詩にありますように…自戒と共に、この仕事を行う使命の重さを噛み締めると共に…その重さの中に…新しくその想いを受け継ぐ方々への橋渡しを行う事ができればと…想いを新たに致しました。